セブ島のアイランドホッピングで訪れるカオハガン島には、浜辺に生きた海鮮が並んでいます。その場で買って、その場で調理してもらえます。焼くか、煮つけにするか、刺身にするか。選ぶのはお客様です。
この記事では、実際に弊社のツアーで訪れたときの写真をもとに、何が売られていて、どうやって買って、どう食べるのかをご紹介します。ガイドブックにはあまり載っていない部分です。

目次
CHAPTER 01カオハガン島は「何もない島」ではありません
カオハガン島は、よく「何もない豊かな島」と紹介されます。ただ、実際に訪れると印象が少し変わります。島には人が住んでいて、観光客を迎える仕組みがすでにできあがっています。
島のオーナーは日本人です。日本人の女性が2人、この島で暮らしています。まったく人の気配のない無人島を想像していると、良い意味で裏切られます。
島民の手作りによるキルト工芸は、この島の名物として知られています。浅瀬は波が穏やかで、泳ぎに自信のない方でも足のつく場所でゆっくり過ごせます。
そして、この記事の本題です。浜辺の一角に、その日に獲れた海鮮が生きたまま並んでいます。


CHAPTER 02浜辺に、生きた海鮮が並んでいます
売り場といっても、店舗があるわけではありません。長い台の上に洗面器が並べられ、その中に貝や魚が種類ごとに入っています。台の向こう側には売り子の方が座っています。
魚介類は金だらいに海水を張った状態で、ホースで水を回しながら生かしてあります。買う瞬間まで動いています。




売り場で見かけるもの
- ラプラプ(ハタの仲間・フィリピンの高級魚)
- カニ(青い爪が特徴的なワタリガニの仲間)
- ウチワエビ(平べったい姿のエビ)
- シャコ
- 大ぶりのエビ
- 貝類(巻貝・二枚貝・牡蠣など10種類以上)
その日に獲れたものが並ぶため、行くたびに顔ぶれは変わります。
「ラプラプ」という名前について
ラプラプはフィリピンを代表する高級魚で、レストランでも人気のある魚です。日本でいうハタの仲間にあたります。
そして、少し面白い話があります。弊社の拠点があるのは、マクタン島のラプラプ市です。魚の名前と、街の名前が同じなのです。セブに来られた方は、この名前を何度か目にすることになると思います。
CHAPTER 03値札はありません。値段は交渉で決まります
売り場を歩いて最初に気づくのは、値札が1枚もないことです。
ここでの買い物は、その場で値段を相談して決める形になります。日によって、獲れ高によって、そして買う量によって金額は変わります。この記事に「いくらです」と書けないのは、そのためです。固定価格ではないので、書いてしまうと実際と食い違います。
売り子の方と日本語は通じません。値札もないので、相場の見当もつきません。個人で行かれた場合、ここは正直むずかしい場面です。
弊社のツアーでは、日本語ガイドが間に入って通訳します。お客様ご自身で交渉していただく必要はありません。「これはいくらか」「この量でいくらになるか」を、その場で確認しながら進められます。
「日本語ガイドが同行します」という一文は、どのツアー会社の案内にも書かれています。ただ、実際にガイドがいて助かる場面がどこなのかは、あまり説明されていません。この売り場は、その代表的な場面のひとつです。
CHAPTER 04焼く・煮る・刺身。調理法を選べます
買ったあとの流れも、日本の感覚とは少し違います。
調理は売り子の側が引き受けてくれます。買った魚介を持って自分で焼く必要はありません。「これをどう食べたいか」を伝えると、その通りに仕上げて持ってきてくれます。
魚であれば、焼き・煮つけ・刺身などから選べます。ここでも、注文を伝えるのはガイドの役割です。

貝やエビ、カニは茹でて出てくることが多く、大きな貝殻をそのまま器にして盛り付けられることもあります。皿に整えて出すというより、浜辺のそのままの感覚で運ばれてきます。





CHAPTER 05ラプラプの刺身には、肝が付いてきます
刺身を選ばれるお客様は、思いのほか多くいらっしゃいます。ハタの仲間は身がしっかりしていて、生で食べたときの味が良いからです。

この写真で注目していただきたいのは、真ん中に置かれているものです。たれではありません。魚の肝です。
肝を生で食べられるのは、締めてから時間が経っていない魚に限られます。日本の飲食店でも、そう気軽に出てくるものではありません。数分前まで泳いでいた魚だから、この形で出せます。
観光の案内文には「新鮮な海の幸」という言葉がよく出てきます。ただ、どのくらい新鮮なのかは伝わりにくいものです。
肝まで刺身で出てくる。この一点だけで、鮮度の説明は足りているのではないかと考えています。
刺身は生食です。鮮度がどれだけ良くても、体調やお腹の強さには個人差があります。ご自身の判断でお選びください。ご不安がある場合は、焼きや煮つけをおすすめします。味の満足度は、そちらでも十分に高いです。
CHAPTER 06BBQランチとは別のお話です
ここで、誤解のないようにお伝えしておきたいことがあります。
島で買う海鮮は、弊社のツアーに含まれるBBQランチとは別のものです。お客様が現地でご自身の判断で買い足していただくものになります。

ツアーに含まれるもの
- 特製BBQランチ
- 島で炊く白ごはん
- 完熟マンゴー
- ドリンク
現地で買い足せるもの
- 魚・カニ・エビ・貝などの海鮮
- プソ(ヤシの葉に包んだごはん)
BBQランチについて、ひとつだけ
弊社のBBQランチは、ツアーの前日に市場で鶏肉と豚肉を仕入れ、スタッフが手作業で仕込んでいます。できあいのものを運んでいるわけではありません。当日は、島の浜辺で炭火にかけます。


前日の仕込みが必要なため、直前のお申し込みではランチのご用意が難しい場合があります。日程が決まりましたら、お早めにご相談いただけますと確実です。
CHAPTER 07ただし、毎回できるとは限りません
ここまで読んで「必ず刺身が食べられるのだな」と思われた方には、正直にお伝えしておきたいことがあります。
その日に魚を捌ける方が売り場にいらっしゃるかどうかで、できることは変わります。島の暮らしの中で成り立っている売り場なので、いつでも同じ体制が整っているわけではありません。
海鮮の購入そのものは、基本的にしていただけます。ただし刺身にできるかどうかは、タイミング次第とお考えください。
「必ずできます」とお約束はできません。できたらうれしい、くらいの気持ちで向かっていただくのがちょうど良いと思います。
弊社では、ジンベイザメツアーでも「会えなかった日があった」ことを記事に書いています。良いことだけを並べて、当日がっかりしていただくのが一番避けたいことだからです。この売り場についても、同じ書き方をしています。
CHAPTER 08カオハガン島へは、どう行くか
カオハガン島は、セブ島のアイランドホッピングで訪れる島のひとつです。他の島と組み合わせて1日で回るのが基本の形になります。
なお弊社では、ご参加の人数やお子様の年齢に合わせて、行き先の組み合わせをご相談いただけます。「島を詰め込むよりも1か所でゆっくりしたい」といったご希望も、まずはお聞かせください。

持っていくと良いもの
- 濡れてもよい履き物(ボートの乗り降りで膝下まで濡れます)
- ペソの現金(海鮮の買い足しは現地でのお支払いになります)
- 着替え・タオル・日焼け止め
お食事の内容やお持ち物については、アイランドホッピング全体をまとめた記事もご用意しています。あわせてご覧ください。
👉 セブ島アイランドホッピング|ナルスアン・パンダノン・ヒルトゥガン島の選び方と料金
CHAPTER 09まとめ
カオハガン島の海鮮まとめ
- 浜辺に、その日に獲れた海鮮が生きたまま並んでいます
- 値札はなく、値段はその場の相談で決まります
- 言葉が通じないため、日本語ガイドが間に入って通訳します
- 調理は売り子の側が引き受けてくれます(焼き・煮つけ・刺身など)
- ラプラプの刺身には肝が付いてくることがあります
- 海鮮はツアーのBBQランチとは別で、現地での買い足しになります
- 毎回必ずできるわけではありません。タイミング次第です
「島でのんびりする」だけでも十分に良い一日になりますが、自分で選んだ魚がその場で刺身になって出てくる体験は、なかなか他では味わえません。カオハガン島へ行かれる際は、ぜひ売り場をのぞいてみてください。
カオハガン島を含むアイランドホッピングのプランは、
公式サイトからご確認いただけます。
